瀬田丘陵動植物誌

滋賀医大病院月報 第46号 1993年(平成5年)11月1日発行

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  私たちの病院を包む緑豊かな環境、湖南の瀬田丘陵・・・ 時には病院の激務を離れ、病院とその周辺の緑の中の様子に目を向けてみましょう。ただ、ナビゲー ター(案内人)が、食べられる物にしか関心をもっていませんので、少々偏向した案内になるのは覚悟していただきましょう。

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 植物編

 植物の写真は山と渓谷社より発行の 「山の幸」  より。なお、撮影者の平野隆久さんにはクレジットを入れる条件で掲載することの許可を得ています。


−病院内−

やまもも

 梅雨の頃となると、病院の庭にもかなり実る。少々松やに臭いが、なかなか甘酸っぱく、おいしい。

月桂樹(ローレル)

 そのまま食べるわけではないが、煮込み料理には欠かせない。病院内のあちこちに一年中見られる。

実かいどう

 秋、病院玄関付近の芝生の上に小さなりんごのような実がなる。

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−病院外(病院・大学周辺)−

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写真 平野隆久氏

木いちご

 梅雨時のもみじいちごは種子は多いが味は濃くなかなかおいしい。黄色い実は子供たちの好物。 大学南側。

たらの芽

 今、人気絶頂の山菜。野趣に富んだ香りとうま味は初夏の味。てんぷらやホイル焼きで。タラの木の皮は漢方薬の原料になるため、病院周辺の大きなた らの木はほとんど根元から切り倒されたのは残念。小さな木は今でも病院周辺のあちこちに見られる。

あけび

 種子のまわりにある白いわたがなんとも甘い。しかし、あけびは皮に価値がある。あけび釜料理や砂糖菓子を作る。秋、大学周辺いたるところ。 akebi

写真 平野隆久氏

やまぼうし

 県立図書館の植え込みで見かけた。秋、くすんだ赤い実が熟す。穏やかなすっぱさでおいしい。

きのこ類(菌類)

 大学の南側にはまったけを始めとして、ショウゲンジ、アカヤマドリなど何種類かの食用きのこが発生する。

はつたけ

 大学の管理棟前から県有地の斜面にかけて初夏から発生する。だし汁のおいしいきのこ。

まったけ

 なんといっても、秋はまったけ。滋賀県も広島、岡山に次ぐまったけ生産県だった。  昔は、大学周辺は優秀なまったけ山だったという県の精神科の指導医の柴原先生は病院近くの芝原町の出身。昔は、まったけをかごにいっぱいとられたとか。 ゴルフのクラブを振り回していてまったけをひっかけた凄腕元局長、毎年まったけを採取してうらやませた元学生課長はその場所は秘密のまま転勤された。

    まつたけ

1996.9月 里見撮影(信楽町西山)

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動物編

さる、うさぎ

 芝原町へのジョギング中にはなれざると思われる一頭の野ざるを見かけたことがある。また、県立図書館付近で野うさぎをみかける。

いのしし

 十年ほど前に、軽四輪と衝突したいのしし君がいた。軽四輪もいのしし君もDOA(心肺停止)状態。翌朝、軽四輪はこわれたまま放置してあったが、 いのしし君はいなかった。あのいのしし君はどこで、どうされたのか今だに謎。

とり

 うぐいすなど、多彩。が、焼きとりにはできそうもない。赤ちょうちんの一軒もないすばらしい環境の瀬田丘陵ではバード・ウォッチングでがまんしま しょう。